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バスケットボールの基礎知識 基本ルールからあの有名マンガの豆知識まで徹底解説

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昨年、渡邊雄太選手が日本人選手として史上2人目のNBA選手となったことでますます注目度が高まっているバスケットボール。国内では男女問わず人気の高いスポーツでありながら、意外と基本的なルールや仕組みが知られていない「バスケットボール」の基礎知識を徹底解説します!
バスケットボール

出典:写真AC

そもそもバスケットボールってどんな競技なの?

 バスケットボールは1チーム5人制で、相手のゴール(リング)にボールを入れることで得点を取りあうスポーツです。

 1つのボールを奪い合って相手ゴールに入れることで得点を取るという点ではサッカーと同じですが、コートがサッカーに比べて大きくないため、攻守の交代が早く非常にスピード感をもった競技の一つです。小さなコートで攻守が何度も入れ替わることで、他の競技と比べると大量に得点が入ることもバスケットボールの醍醐味です。

 また、サッカーやアメリカンフットボールのようにオフェンス、ディフェンダーといったポジションによる攻守の役割が決まっていないため、プレー中には息つくヒマがなく非常にハードなスポーツでもあります。

 同じくコートのなかで競り合うサッカーやフットサルと異なり、バスケットボールはゴールが高い位置にあるため、どうしても身長の高さが有利になります。また接触プレーも非常に多いので、バスケットボールでは跳躍力(高さ)、敏捷性(速さ)、フィジカル(強さ)の三拍子が求められるうえ、走り続けられる持久力も必要となる競技といえます。

 最近ではスポーツ専門チャンネルや動画視聴サービスも充実しており、NBAの試合や国内の高校・大学バスケの試合も観やすくなっていますので、先述のポイントに注目して観戦するとより楽しめると思います!

日本のバスケットボールブーム

🏀 NBAブーム

 日本のスポーツの中ではわりと後発なイメージを持たれがちなバスケットボールですが、国内リーグが発足したのは1967年ごろ、国内協会が設立されたのは1976年ごろと、意外とその歴史は長いです。ただし、当時野球人気が極めて強かった日本ではバスケットボールの人気は急上昇せず、ややマイナーなスポーツでした。

 その後、1980年代に入りNBAでマジック・ジョンソンやラリー・バードといった往年の名選手が活躍するなか、マイケル・ジョーダン率いるアメリカ代表がロサンゼルスオリンピックで金メダルに輝きました。そのことがキッカケでNIKE(ナイキ)が当時販売していたシューズ「Air Jordan(エアジョーダン)」の人気が少しずつ出始め、国内でもマイケル・ジョーダンの知名度が高まります。

 1990年代に入り、1992年に行われたバルセロナオリンピックでマイケル・ジョーダンをはじめとするスター軍団、いわゆる初代"ドリームチーム"の大活躍によって本格的に日本でNBA人気が沸騰し、今に至ります!このころバスケットボールの熱狂的なファンになった団塊の世代でいまでも"バスケ馬鹿"な人も多いのではないでしょうか。

 またこのころ爆発的に高まったNBAとマイケル・ジョーダン人気によって、ナイキ エアマックスを履いた人が襲われる"エアマックス狩り"が横行したことも、日本のバスケットボール史に残る出来事の一つです。

🏀 『SLAM DUNK(スラムダンク)』ブーム

 日本のバスケットボールブームを語るうえで絶対に避けては通れないのが、大人気マンガ『SLAM DUNK(著:井上雄彦)』です。

 『SLAM DUNK』は湘北高校に入学した不良少年・桜木花道がバスケットボールを通じて成長し、海南大付属高校、翔陽高校、陵南高校といった強豪校のトップ選手たちとの対戦によってさらなるバスケの面白さに気づき、チームメイトと全国制覇を目指すスポーツマンガです。(詳しい内容については、ここでは語り切れないので別章で紹介します)

 『SLAM DUNK』は空前のバスケットボールブームを巻き起こし、当時このマンガを読んでバスケ部へ入部する学生が後を絶たず、現在の国内バスケ人口に多大な影響を与えたといっても過言ではありません。(筆者の私も床屋に置かれた『SLAM DUNK』を読んでバスケを始めた一人です)

💡Point!!
『SLAM DUNK』は現在の日本代表選手の篠山選手や比江島選手もバスケットボールを始めたキッカケと語っていることからも、その人気や偉大さ、幅広い年齢層に影響を与えたことがわかります。

現在では同作品の著者である漫画家の井上雄彦氏が創設した「スラムダンク奨学金」という奨学金制度も存在し、現在B.LEAGUE(Bリーグ)で活躍する並里選手もその一人です。

バスケットボールの基礎知識

 2020年のオリンピック開催に向けて覚えておきたいバスケットボールの基礎知識を徹底解説します!

バスケットボールの基本ルール

🏀 リーグ・大会

●NBA(National Basketball Association:)
バスケットボールの本場アメリカの展開されているプロバスケットボールリーグで、東西30チームのうち1チームはカナダに本拠地を置いており、所属チームが2ヶ国にまたがる数少ないプロスポーツリーグの一つです。

NBAはそのレベルの高さからバスケットボールの世界最高峰とされ、NBAの年間王者は世界中のプロバスケットボール選手の最終目標ともいえます。

トップ選手が集まるNBAの平均身長は約200cm、平均年俸は約7億円という破格。様々な点で世界最高峰なNBAはルールを知らない人が観てもそのダイナミックさに魅了されること間違いなしです!

💡Point!!
世界最高峰のNBA選手となった日本人は過去2人で、一人目は低身長ながらNBA選手となったことでも有名な田臥勇太選手。誰も想像できなかった日本人NBA選手の誕生は当時大きな話題となりました。田臥選手がNBAに入団したときのNIKE(ナイキ)のCMを忘れられないバスケ好きは多いのではないでしょうか。

🏀 試合

●ゲーム・ピリオド
バスケットボールの試合は主に1ピリオド(クォーターともいいます)10分を4セット、計40分間で行われます。第1ピリオドと第2ピリオド、第3ピリオドと第4ピリオドの間にそれぞれインターバルが2分ずつあり、前半と後半の間には10~15分間のハーフタイムを挟みます。(団体によって時間や間隔は異なります)

最終ピリオド終了時に同点だった場合には5分間の延長戦が行われますが、延長戦の時間や勝敗の決し方は団体によって様々なようです。

●得点
通常のフィールドゴールは2点、3ポイントラインの外側から放ったシュートが入った場合には3点、ファウルや反則によって得たフリースローは1本1点としてカウントされます。

また、シュートモーション時にファウルを受け、なおかつ放ったシュートが入った場合には、通常の加点に加え、1本のフリースローが与えられるため最大4得点が可能となります。この状態を「カウントアンドワンスロー」と呼び、数プレーの中でも非常に盛り上がるプレーの一つです。

余談ですが、仙道が牧から奪おうとしたのも「カウントアンドワンスロー」でしたね。(わかる人だけニヤニヤしてください)

💡Point!!
過去、「カウントアンドワンスロー」の「AND1(アンドワン)」という部分を冠したストリートバスケのパフォーマンスチームがとても人気があり、アメリカ本土だけでなく日本国内にもストリートバスケで人気が高まりました。(AND1はアパレルブランドとしても人気が高く、当時中学生だった筆者も愛用しておりました)

いまでも国内のストリートバスケ人気は高く、近年ストリートバスケ会のトップ選手と大学バスケのトップ選手同士で戦うエキシビジョンマッチも開催されています。

🏀 時間制限

バスケットボールはよりスピード感を持たせるために、様々な時間制限があります。

●24秒ルール
オフェンスチームは24秒以内にシュートを打たなくては(正確にはリングに当てなければ)いけません。

●8秒ルール
オフェンスチームはバックコート(自陣)でボールを持った際、8秒以内にフロントコート(敵陣)までボールを運ばなくてはいけません。

※バックコートとフロントコートはハーフラインで分かれており、前後半で入れ替わります。

●5秒ルール
オフェンスチームはエンドライン、またはサイドラインからスローインする際、5秒以内にボールをコートに入れなくてはいけません。また、ボールを保持したオフェンスプレーヤーがディフェンスされた状態で5秒以内にドリブル、またはパスができないとバイオレーション(反則)となります。

●3秒ルール
オフェンスチームのプレーヤーはゴール下の制限エリアに3秒以上いてはいけません。

💡Point!!
世の中には「食べ物を落としても3秒以内なら菌が付かないから食べても大丈夫」という意味の"3秒ルール"が存在します。これは意外と幅広い年齢の方に知られている言葉なのですが、バスケットボールのルールの"3秒ルール"とは関係ないそうです。(諸説あり)

🏀 主な反則

●ファウル
大きく分けて体の接触による「パーソナルファウル」と、スポーツマンらしくない言動によってとらる「テクニカルファウル」の2つがあります。

1ピリオドで5つ以上のファウルをすると、シュート時かどうかに関係なく相手チームにフリースローが与えられます。そのシステムを利用した戦術もあります。

●ダブルドリブル
一度ドリブルをついて捕球したのち、もう一度ドリブルすることです。世間一般的に"ダブドリ"と呼ばれるのはこの反則のことです。

完全に両手で捕球していない場合でも、ドリブルの最中に掌が天井を向くだけでもダブルドリブルとなります。

●トラベリング
ボールを持った状態で3歩以上進むことで、初心者が最も起こしやすい反則の一つです。

昨年(2018年)にルールが変更され、"ゼロステップ"と呼ばれるステップが生まれました。

🏀 選手・プレー

●ポジション・役割
バスケットボールは身長が高いほうが有利と先述しましたが、"高くなくてはいけない"というわけではありません。バスケットボールにはポジションによる役割分担があります(必ずしもポジションと役割が一致するわけではありません)。

1番:ポイントガード(PG)
司令塔としてオフェンス時の指示を出し、攻撃の起点となってゲームメイクを行います。チームのバランスやポイントガードに必要なスキルを持つ人が多いことから、身長が低い人が担うケースが多いポジションです。

2番:シューティングガード(SG)
ポイントガードとともにゲームメイクを担いながら、自らも積極的に得点を狙うポジションです。3ポイントラインの外側でプレーすることも多いため、外角からシュートを狙う能力も求められます。

3番:スモールフォワード(SF)
自らが積極的に得点を狙いにいき、攻守においてリバウンドにも貢献します。外でもゴール付近でもプレーするオールラウンダーなので、花形ポジションとして扱われる反面、求められるスキルも多くなります。

4番:パワーフォワード(PF)
ペイントエリアと呼ばれるゴール付近で活躍し、自らミドルシュートでゴールを狙ったり、相手を背負ったポストプレーからパスをつないでチームの得点に寄与します。相手選手とぶつかり合うプレーも多くなるため体の強さや大きさが求められます。

5番:センター(C)
攻守においてゴール下全般のプレーを担うポジションです。身体を張ったプレーが多いことや、攻守ともにフォーメーションの中心となることから、チームの精神的支柱として重要な役割を果たします。

💡Point!!
『SLAM DUNK』に登場する選手をポジションごとに分けると以下のようになります!
ポジション 湘北高校 陵南高校 翔陽高校 海南大付属高校 豊玉高校 山王工業高校
1番 宮城リョータ 植草智之 藤真健司 牧紳一 板倉大二郎 深津一成
2番 三井寿 越野宏明 長谷川一志 神宗一郎 矢嶋京平 松本稔
3番 流川楓 仙道彰 永野満 清田信長 南列 沢北栄治
4番 桜木花道 福田吉兆 高野昭一 武藤正 岸本実理 野辺将弘
5番 赤木剛憲 魚住純 花形透 高砂一馬 岩田三秋 河田雅史

バスケットボールの豆知識

🏀 なぜバスケットボールの背番号は「4番」からなのか

 バスケットボールのユニフォームに刻まれる背番号は4番から始まります(高校生まで、大学生以降は除く)。そこには得点の種類に秘密がありました。

 バスケットボールの得点はフリースローだと1点、通常のゴールは3ポイントラインの内側だと2点、外側だと3点です。そのため、審判は試合中に1~3を口にしたり、指で表す回数が多くなるわけです。

 そこでオフィシャルとの認識違いや混乱を招かないよう、バスケットボールでは背番号を4番から始めています。

🏀 「湘北高校」「陵南高校」「海南大付属高校」のモデル校があった

 空前のバスケブームのキッカケとなった『SLAM DUNK』に登場するキャラクターにはそれぞれモデルがいたという話が有名ですが、実は登場する学校や校舎、体育館にもモデル校があります。

・湘北高校:東京都立武蔵野北高校
・陵南高校:神奈川県立鎌倉高校
・海南大付属高校:湘南工科大附属高校

 湘北高校の正門は武蔵野北高校そのもので、陵南高校の体育館も鎌倉高校の体育館がそのまま描かれています。

💡Point!!
「湘北高校」と「陵南高校」の名前にも由来があり、同作品の舞台となっている湘南地区に実在する「湘南高校」と「北陵高校」からそれぞれの1文字目と2文字目を組み合わせているといわれています。(諸説あり)

🏀 NBAでしか使用されない"6.5号球" 日本よりも小さなボールを使う理由とは

 バスケットボールの規格には5号、6号、7号があり、一般男子では7号球を使用しています。

 ですが、世界最高峰のプロバスケットボールリーグNBAでは日本男子リーグよりも小さい6.5号球を使用しています。日本人よりも身長も体格も大きなNBA選手がなぜ小さなボールを使うのでしょうか。

 それはボールを小さくすることでボール掴みやすくし、ダンクなどのプレーをなるべく多く、また派手にするためです。多額の報酬が動く真剣勝負のなかでも興行性を追求し続けるからこそ、何十年にわたりファンを楽しませられるのです。

* * *

 いかがでしたか?すでにバスケットボールをプレーしている人でも意外と知らない基礎知識があったのではないでしょうか。

 プレーする人も、観戦専門の人もぜひ基礎を覚えてバスケットボールを楽しんでみてください!

イチオシ動画

最後に筆者が個人的にレコメンドする動画を紹介します!
バスケットボールの世界最高峰、NBAから昨年(2018年)のベストプレー集をご覧ください!

続いてストリートバスケの最高レベルといっても過言ではない、ストリートバスケのパフォーマンスチーム「AND1」所属、The Professorのスーパープレー動画です!

最後は現在注目度急上昇中、東海大学2年 大倉颯太選手のスーパープレー動画です!

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